idea:ジャケットとその他

ようやく出ます。「idea/BRAINSOUT」。
もう右側にも,発売日までのカウントダウンとかつけちゃってるので,ここを見てる方は既にご承知だと思いますが。

このCDは去年の8月のライブで「レコします」宣言して以降,ボクの活用できるリソースのほとんど全てをつぎ込んでようやく発売にこぎ着けました。
各曲に関しても,ミックスに関しても,音に関しても,曲順に関しても,書きたいことは山ほどあって,むしろ,それが多すぎてどうやって書こうかなと悩んでたりもしますが,まずは,今回のCDのジャケットから。

idea_h1s.jpg

「idea」は「イデア」と読みます。
イデアというのはアイディアの語源でもあるんだけど,約23世紀以上前にプラトンが考え出した世界観。これはたとえば,

例1)自然界には,完全な球体とか完全なる正三角形は存在しない。
でも,ボクらはそれがどういうものなのかは知ってる。
これっていったいナゼ?

例2)ここにイヌがいる。で,さらに誰かが飼っている別のイヌが来る。
それぞれは,まるっきり違う種類のイヌ。
でも,ボクらはそれらがイヌであることを認識している。何頭集まってこようが,イヌだと解る。
これっていったいナゼ?
#「イヌ」でよく解らなかったら「猫」「人」などに置き換えてみるといいかも。

この疑問に対するプラトンの答えが「イデア」論。
人間はモノ(「イヌ」「球体」あるいは「美」など)のイデアを知って生まれてくるという考え方。
つまり,あるべきものの形を知って生まれてくるというわけです。矛盾も考えられるわけだけど,とても面白い考え方だなと。で,これを自分たちの立場で発展させると,当然ながら,

「「音楽」のイデアはどんなものだろう。」
「ボクらの音楽のイデアはどんなものなんだろう。」
「この曲のイデアはどんなものだろう。」

という考えに至るわけです。
これがこのCDのテーマです。

そんな意味合いを持つCDのジャケットですから,それこそ「美」のイデア…みたいなものがあったらいいなあと漠然と思っていたわけですが,いろんなタイミング,いろんな人との繋がりの中で,高宮マキさん,高橋リサさんという素晴らしいデザインアーティストに巡り会うことが出来ました。
このジャケットをデザインしてくれたのは高橋リサさん,そして,ポイントとなる切り絵を作ってくれたのは高宮マキさん。

この切り絵,全部で3パターンあるんだけど,まず作品一つ一つが美しい。鳥が種を運び,最後に咲いたのは「桜」。「桜」は日本人の「美」のイデアといってもいい存在。まさに「idea」というテーマにぴったりの作品。
原案は11月頭にもらったんだけど,一目見た瞬間に,このジャケットほど,このCDに合った作品はまず無いだろうと思いました。

さて,その高宮マキさんは,実はご本人もアーティストであり,ボーカリストなんです。
聴いた瞬間に日本の情緒や和のフィールを感じさせてくれる,オンリーワンなアーティスト。前に見たときから,才能ある人だなあと思っていたんですが,今回の切り絵ジャケットでのアートな才能面も素晴らしいなと。なんていうか,アウトプットの手法は歌とアートで違うわけですが,その根幹は同じなんだなと。そんなことも再確認できるいいきっかけになりました。

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